真空技術の発達に伴って
» 2010/02/02 by admin | In 素粒子・物質・雑誌 | |19世紀なかばに始まる陰極線の研究は、イギリスのJ・J・トムソンによる比電荷の測定により電子の存在を確立した。
一方、陽極線の研究は、それが分子線であったため、比電荷は陰極線に比べ非常に小さいことがわかったが、その値はばらばらで陽子の存在を確立するに至らなかった。
イギリスのE・ラザフォードは、金箔や白金箔でのα粒子の散乱で大きな散乱角のものが多い現象を分析して、原子のほぼ全質量が原子の中心の非常に狭い領域に集中していることを明らかにし、原子は、原子のほぼ全質量を担う原子核と、それを取り巻く電子からできているとする原子模型を実証した。
こうしてもっとも軽い水素原子の原子核として陽子の存在が確立した。


